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血液型には+と-のどっちが多いの?それが原因で起こりかねない病気についてもご紹介します。

健康
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こんにちは。この記事では血液型には+と-のどっちが多いのかについて解説します。

すぐに答えだけ知りたいよという方のために、最初にこの記事の要点だけ、書いておきます。

この記事の要点
・Rh(+)の人のほうがRh(-)の人よりも多い。
・Rh(-)の母親がRh(+)の子供を妊娠した時に血液型不適合妊娠が生じることがある。

血液型には+と-のどっちが多いのか?

血液型にはA型とかB型とかとは別で、Rh(+)とRh(-)という分け方もあります。
Rh因子という抗原を持っているのがRh(+)、持っていないのがRh(-)です。
そして、本題のRh(+)とRh(-)の人のどちらが多いかという点ですが、Rh(+)の人のほうがRh(-)の人よりも多いです。どれぐらい多いのかというと、日本人の場合は、なんとRh(+)の人が99%を占めており、Rh(-)の人は1%以下だと言われています。それに比べて白人のほうがRh(-)の人の割合が高いですが、それでも、その割合は15%程度だと言われています。

なんか病気になるの?

Rh(+)かRh(-)かが原因で起こるもので有名なものとして、血液型不適合妊娠が挙げられます。これは、Rh(-)の母親が、Rh(+)である子供を産むときに起こるもので、胎児が貧血になって障害を負ったり、最悪の場合には死に至ることもあります。では、なぜそうなってしまうのかについて見ていきましょう。

なぜ血液型不適合妊娠になるの?

まず最初に、Rh(-)の母親がRh(+)である一人目の子供を妊娠すると、分娩時などにRh(+)である子供の血液がRh(-)である母親の体内に入ることがあります。すると、母体では入ってきたRh(+)に対する抗体ができてしまいます。そもそも、母体はRh(-)であるため、その抗体が反応して赤血球を破壊することはありませんが、問題はRh(+)の第二子を妊娠した場合です。第一子のときに作ったRh(+)に対する抗体を持った状態で、Rh(+)の抗原を持つ第二子を妊娠すると、その抗体が第二子のRh(+)の抗原に反応し、赤血球を破壊してしまいます。そして、赤血球が破壊されることで貧血になってしまうのです。これが、血液型不適合妊娠といいます。

血液型不適合妊娠の治療法は?

血液型不適合妊娠を防ぐには、第一子の出産後すぐに母体にRh(+)に対する抗体を注射することが有効です。そうすることで母体がRh(+)に対する抗体を作るようになる前に、母体に流入してきた第一子の血液に含まれるRh因子を破壊しておくことができます。すると、母体でRh(+)に対する抗体が作られていない状態で第二子を妊娠することができるので、第二子の赤血球を破壊して貧血にしてしまうことを防げます。

この記事では血液型のRh(+)とRh(-)についてまとめました。簡単にまとめるなら、この記事の冒頭で書いた要約の通りです。あまり多いことではないかもしれませんが、血液型不適合妊娠には注意が必要ですね。

では、また~

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