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脈拍の正常値と自宅でできる測り方

健康
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前回は血圧の正常値について解説しました。
この記事では、脈拍の正常値について解説していきたいと思います。

成人の脈拍の正常値は?

成人の脈拍の正常値は60~90回/分です。なので、1秒に1回ちょっと位のペースで脈を打っていることになりますね。ちなみに新生児の脈拍の正常値は120~140回/分、高齢者の脈拍の正常値は50~70回/分というように、年を取るに連れて段々と脈はゆっくりになっていきます。

また、心臓の収縮により、血液が勢い良く放出されて血管にかかる圧力を脈波といいますが、脈拍とはその脈波を触知することで測ることができます。少し難しい言い回しになってしまったかもしれませんが、簡潔に言うと、脈拍とは心臓の収縮によって血管に圧力がかかったことで生じているもので、通常なら、一度心臓が収縮すると一回血管に圧力がかかり脈が生じるので、脈拍数=心拍数になります。

脈拍の測り方は?

では、脈拍の正常値が分かったところで今度は自分の脈拍を確認してみましょう。もし病院で脈をとったことがある人なら、手首や頸部に指を添えられたことがあるかもしれません。それは手首なら橈骨動脈、頸部なら総頸動脈を触って脈を取っている場合がほとんどだと思います。急に「橈骨動脈」というあまり聞き慣れない言葉が出てきましたが、これは手首の内側の親指側を走っている動脈で、日常的に脈拍を測るのによく使われる動脈です。今回はこの動脈で脈拍を測っていきましょう。

ここからは、実際的な脈拍を測る手順について順番に書いていきます。

1:橈骨動脈を見つける

橈骨動脈は手首の内側の真ん中にある2本の健の少し親指側にあります。
下のイラストでは橈骨動脈を赤線、2本の健を黄線で描いてあります。

2:動脈に指を添える

見つけた橈骨動脈に人差し指、中指、薬指の3本の指の腹を上から軽く当てましょう。この時、上のイラストとは異なりますが、親指は手首を後ろから支えるように裏側に当てておきましょう。また、指をあてるときには、脈が分かれば十分なので、血流を止めてしまわないために、強く圧迫するのは避けましょう。

3:脈拍を測る

1分間ほど動脈に指を当て続け、何回脈が触れたかを数えましょう。また、脈拍の回数だけでなく、リズムや強さにも異常がないかを観察しておくのも大切です。

以上が脈拍の正常値と測り方になります。脈拍はこれといった道具がなくても自分で測ることができます。気になる方は是非一度自分で試してみて下さい。

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